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2008年 03月 31日
人間の身体ってすごいもので、知らないうちに回復してくるものなんですね。今まで食べられないと思っていたものでも、ふと試してみると大丈夫になっていたり。痛みがあっても、がまんできる程度ならがんばって食べることができます。最近食べれるようになったのは、かぼちゃのスープ、いかのお刺身、鮭のハラス(油たっぷりのところ。おいしー!)カニ…、やっぱりうれしい。
最近のお気に入りは、朝いちばんの生ジュース。りんごと人参をすりおろして漉し、オレンジなどの柑橘系を少々しぼって出来上がり。絞り立てをキューっと飲むと身体にしみ込むしみ込む…。ずっと昔、おばあちゃんが作ってくれた人参ジュースを思い出します。この絞りたてジュース、これからも定番になりそう。家の人達はパックに入ったジュースを飲んでいるけど、こっちの方がずっとおいしい!考えてみたら、わざわざ買わなくても自分で作ればいいんだ、その方がおいしいし新鮮、なんで今までやらなかったんだろ。 さてさてグリーンピースをわしわし食べたくなって、作りました。 さやを剥いたグリーンピースを、ひたひたの水と塩少々、固形スープの素ほんの少しで柔らかくなるまで煮ます。その間にポーチドエッグを作ります。自己流ですが…卵は1個、割って器に入れておきます。卵黄の上に塩ひとつまみをのっけます。酢少々を加えたお湯を鍋にたっぷり沸かし、沸騰直前で卵をそおっと鍋に移します。そのまま静かに白身が固まるまで茹でます。お湯をぐるぐるかき混ぜて竜巻みたいに水流を起こし、白身が散らないようにします。 柔らかくなった豆をお皿に移し、ポーチドエッグを乗せて出来上がり。豆をつぶしながら、卵黄をからめながらいただきます! ![]() ▲
by mocomoco-sherbet
| 2008-03-31 09:47
| 料理
2008年 03月 30日
昨日は山口市の徳地というところに、プチ旅してきました。徳地は津和野の少し南。桜が咲いているかとおもいきや、つぼみはまだ固く、満開までにはあと1、2週間かなあ、というところ。でもあちらこちらに菜の花や梅、こぶしの花が風景に彩りを添えてくれて、目を楽しませてくれました。
「重源の里」という公園に行き、ぶらぶら散歩。園内は四季折々に楽しめる花や木が植えられ、川が流れ、紙すきや藍染め工房などもやっています。かやぶきの家を移築して、昔の日本の風景を再現してあり、とてもなごめるところです。あんこ餅を焼いてもらって食べたり(食べられるようになりました!)、わさびの花を見たりして過ごし、最後は野点。アウトドア用コンロでお湯をわかしてお抹茶を入れ、桜餅で一服。これぞまさしく移動カフェ。先日の出茶屋さんを思い出しながらいただきました。 締めはやっぱり温泉です。初めて行く柚木滋生温泉。ここは炭酸泉で、まるでサイダー!お湯に浸かっていると体中に気泡がたくさんついてくる。ラムネ風呂で知られる九州の長湯温泉よりもっとシュワシュワだと思います。またひとつ、いい温泉を発見して大満足でした。 ![]() ![]() わさびの花 ▲
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| 2008-03-30 10:21
| 旅
2008年 03月 28日
退院して3ヶ月目、3回目の受診に千葉まで行ってきました。幸い経過は順調ということで、一安心。
さて今回の上京の折、少し前に雑誌で見てとても気になっていた屋台カフェ、「出茶屋」さんを訪ねました。女の人がひとりで特注リヤカーを引き、おいしいコーヒーを入れているという…。場所は東小金井。駅から歩いて3分ほどの本屋さんの駐車場の一角に、ありましたありました!赤いテントのかわいいお店が。屋台の周りに炭をを起こした七輪が3つ、その上で鉄瓶が暖かそうに湯気を立てています。七輪を囲むように座布団を敷いたちっちゃい椅子が3つ4つ、それにちいさな木のベンチ。お客さんがふたり。 店主は鶴巻麻由子さん、小柄で細身、さっぱりとした感じの人です。コーヒーを注文するとその都度豆を手動ミルでカリカリ挽いて、ていねいに入れてくれます。彼女が椅子にちょこんと掛けてカリカリする様子を見ていると、まるでおままごとをしているよう。私達お客の目線も低いし、親近感がわいてきて、お客さん同士自然と会話が始まります。出茶屋マジック!コーヒーを待っている間にも、この街の常連さんがコーヒーやビスコッティを買いにいらっしゃいます。 私はカフェオレをいただきましたが、とってもおいしかったです。手のひらサイズのお抹茶茶碗にフェルトのカップウォーマー…。少し風のある日でしたが、そんな中、七輪で暖をとりながらいただくカフェオレは格別。 興味があるのでつい、屋台がどんな仕掛けになってるのか、ずうずうしくあれこれ聞いたり見たりしてごめんなさい。でも嫌な顔ひとつせず親切にいろいろ話してくださってありがとうございました。椅子やベンチや七輪をひとりで毎日運んで、お水を汲んで、準備に片付け…すごく重労働だと思うのですが、そんなことをちっとも感じさせないさわやかさと明るさはすごいです。 鶴巻さんは飾り気ない人だけど、笑顔がとてもきれい。多分、賢くて他にもできることはたくさんあるのだけど、お茶を入れるのが好きでこうしてやっているんだろうな、と私は勝手に思ったのでした。彼女だからこうしてみんな周りに集まってお茶を飲みたくなるんだろうな。強くて美しいカフェ店主、応援しています。 ▲
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| 2008-03-28 18:51
| 旅
2008年 03月 28日
枝を水にさしてから5日、思ったとおり咲いてくれました。
やっぱり生きてたんですね。何か生きているものがそばにあるって嬉しいです。何もしゃべらないけど、ちゃんと生きてて日々変化して見せてくれる。部屋の中にやたら鉢植えとか植物を置きたがるのは、私以外に生きてるものを側に感じたいという、願望なのかもしれません。 ![]() ▲
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| 2008-03-28 18:15
| 日々の思い
2008年 03月 23日
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| 2008-03-23 09:43
| 日々の思い
2008年 03月 23日
「主人公は僕だった」を見終わって、むしょうに部屋を片付けたくなった。登場人物の住む部屋がそれぞれ住人の性格を代弁していて、どれもとても魅力的だったから。
主人公のハロルドは国税庁勤務の数字男。毎日、判で押したような生活をしている。彼の部屋は、無駄なものがひとつもなく、気持ちいいほどすっきりした部屋。色は白、ベージュ、グレー、ブルー。形は四角。 彼が恋に落ちる相手アナは、お菓子職人。ロック、挑戦的、自由、セクシーで無垢。彼女の部屋はエスニック&ボヘミアン風。暖かくてほどよいごちゃごちゃ度。色はエアーズロックのような赤茶、大地のイエロー、アイアンの黒、枕カバーのスモーキーピンクも目に残る。形はやわらかな曲線。 ハロルドを主人公に小説を書く作家、カレン。彼女の仕事場はピュアホワイト一色。まるで雲の上のよう。タイプライターも白。唯一、ハロルドからの電話を受けるシーンで彼女が身を埋めたアームチェアの張り地の赤が、印象に残っています。 宇宙飛行士が夢だったハロルドの友人の部屋は、やっぱり宇宙っぽい。だけどガウディ風有機的な曲線に縁取られた空間は居心地よさそう…。 この物語、ストーリーもとてもおもしろくて感動的で、他にもいろいろ感じることがあったのだけど、それをうまく言葉にできない自分が、あ〜、もどかしい! とにかく、生きる元気が湧いてくるお話です。 ▲
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| 2008-03-23 09:22
| シネマ
2008年 03月 22日
声もでない、身体も動かない、唯一意思表示の方法は左目のまばたきだけ。
叫びたいけど叫べない状況の辛さ。そんなとき人間はどうすればいいんだろう?発散されないその苛立ちはどこへいくんだろう?発狂しそうに違いないのに、イマジネーションで乗り越え本を書きあげたジャン=ドー。現実世界との間口が狭まれば狭まるほど、内に向かえば向かうほど、人間の能力って開いていくものなのか…。いったいどちらがより本当の世界と言えるんだろう? 悲惨さよりも、彼のイマジネーションの豊かさ、その世界を美しく描くことに比重を置いた作品でした。ジャン=ドー自身、そういう人だったのかもしれません。 ![]() ▲
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| 2008-03-22 00:48
| シネマ
2008年 03月 21日
昨日は風が強かった。陽射しは暖かいけれど風がびゅーびゅー!かねてから気になっていた映画「いのちの食べかた」を友達と観に行きました。ストーリーも台詞も音楽もなく、生き物(主に豚、牛、鶏)が食品になっていく過程をたんたんと見せてくれるのです。あまりたんたんとしているので、せっかく出かけたのに、途中から眠ってしまいました。もっと問題提起するような映画なのかな、と思っていたけれど、そいういう訳でもなく、観る人に解釈は任されているみたいです。やたらに怖がらせる映画でなくてよかった。
映画のあとお茶をして、二人でなりえさんの家に遊びに行きました。なりえさんは広い日本家屋を居心地よくリフォームして、ひとりで住んでいます。行くといつもおいしいお茶とお菓子(時にはお酒に食事)をごちそうしてくれます。漆喰壁に梁を現した落ち着いた空間、家具や調度品、器、花々と木々…。そこは私にとってすごく居心地の良い空間なのです。座り心地のいい椅子にかけ、おいしいものをつまみながら。すっかりくつろいでしまうのです。なりえさんの家には実のなる木がたくさんあって、これも私のあこがれのひとつです。いつ行ってもその季節に採れる果物の手づくりジャムや果実酒などのおいしいものが、冷蔵庫とか戸棚とかから出てくるのです。 私はのんびりと台所でジャムの鍋をかき回す「ジャムおばさん」(又はカフェばあさん。なぜかと言うと、ばあさんだったらお茶をたてるのに少しくらい時間がかかっても誰も文句は言わないだろうと…)になるのが夢なので、なりえさんのように台所で作業したり、合間にテーブルで本を読んだりという生活に憧れます。そして時々誰かがお茶をしたりごはんを食べたりしに来てくれるといいな、と。 ![]() お茶うけは3種類の団子(ごま、みたらし、あんこ)と桜の豆菓子 ▲
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| 2008-03-21 23:59
| 日々の思い
2008年 03月 20日
昨日は一日雨。出かける予定をキャンセルして家で過ごしました。何したっけ?考えると特に何もしていなかったということに今気付きました。夜になると、窓ガラスがガタガタ音をたてるほどの強い風。こうやって少しづつ春になっていくんだなー。
きれいなグリーンピースを見つけたのでお粥に入れました。台所に座って、豆のさやを取るのが好きです。時間がある時は、こういう単純作業が楽しい。豆の筋を取ったりもやしのひげを取ったり、ぎんなんの皮を割るのも好き。 グリーンピースはせっかくのきれいな色を残すため、最初にある程度やわらかく茹でておいて、ゆで汁と水でお粥を炊き、炊きあがりに豆を混ぜます。ふんわり春の香りのお粥。初物でした。 ![]() ▲
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| 2008-03-20 08:54
| お粥
2008年 03月 18日
美肌に効く食材コンビ、白きくらげとはと麦。昨日、一昨日と外食だったので、こんなものが食べたい気分。白きくらげは黒きくらげより薬効が大きく、美容効果もあるようです。通常白きくらげはデザートによく使われますが、ウー・ウェンさんの本「北京のやさしいお粥」を参考に作ってみました。本では白きくらげとはと麦のみで作るようになっていますが、はと麦だけだと食べにくいかな、と思い、白米と半々にアレンジしてみました。
白きくらげは煮込むとかさがすごーく増えて、とろとろ&ぷりぷりに。はと麦のぽくぽく感とのコントラストがおもしろいです。やっぱり白米は余分だったか?と完全にふたりの世界のお邪魔虫って感じです。すみません…。 白きくらげはデザートに使われるだけあって、このお粥は甘くてもイケるかも。 作り方は、白きくらげ5gに白米とはと麦を半量づつ合わせて半カップ。水3カップ。 きくらげは洗って水に浸け、30分くらい置きます。はと麦はたっぷりの水からゆで、沸騰したらひとつまみの重曹を入れ、2時間くらい放置しておきます。はと麦の水を捨て、洗った米と分量の水、水を切ったきくらげを入れて炊きます。 ![]() ▲
by mocomoco-sherbet
| 2008-03-18 16:17
| お粥
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