|
2008年 03月 28日
退院して3ヶ月目、3回目の受診に千葉まで行ってきました。幸い経過は順調ということで、一安心。
さて今回の上京の折、少し前に雑誌で見てとても気になっていた屋台カフェ、「出茶屋」さんを訪ねました。女の人がひとりで特注リヤカーを引き、おいしいコーヒーを入れているという…。場所は東小金井。駅から歩いて3分ほどの本屋さんの駐車場の一角に、ありましたありました!赤いテントのかわいいお店が。屋台の周りに炭をを起こした七輪が3つ、その上で鉄瓶が暖かそうに湯気を立てています。七輪を囲むように座布団を敷いたちっちゃい椅子が3つ4つ、それにちいさな木のベンチ。お客さんがふたり。 店主は鶴巻麻由子さん、小柄で細身、さっぱりとした感じの人です。コーヒーを注文するとその都度豆を手動ミルでカリカリ挽いて、ていねいに入れてくれます。彼女が椅子にちょこんと掛けてカリカリする様子を見ていると、まるでおままごとをしているよう。私達お客の目線も低いし、親近感がわいてきて、お客さん同士自然と会話が始まります。出茶屋マジック!コーヒーを待っている間にも、この街の常連さんがコーヒーやビスコッティを買いにいらっしゃいます。 私はカフェオレをいただきましたが、とってもおいしかったです。手のひらサイズのお抹茶茶碗にフェルトのカップウォーマー…。少し風のある日でしたが、そんな中、七輪で暖をとりながらいただくカフェオレは格別。 興味があるのでつい、屋台がどんな仕掛けになってるのか、ずうずうしくあれこれ聞いたり見たりしてごめんなさい。でも嫌な顔ひとつせず親切にいろいろ話してくださってありがとうございました。椅子やベンチや七輪をひとりで毎日運んで、お水を汲んで、準備に片付け…すごく重労働だと思うのですが、そんなことをちっとも感じさせないさわやかさと明るさはすごいです。 鶴巻さんは飾り気ない人だけど、笑顔がとてもきれい。多分、賢くて他にもできることはたくさんあるのだけど、お茶を入れるのが好きでこうしてやっているんだろうな、と私は勝手に思ったのでした。彼女だからこうしてみんな周りに集まってお茶を飲みたくなるんだろうな。強くて美しいカフェ店主、応援しています。
by mocomoco-sherbet
| 2008-03-28 18:51
| 旅
|
ファン申請 |
||