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2008年 03月 22日
声もでない、身体も動かない、唯一意思表示の方法は左目のまばたきだけ。
叫びたいけど叫べない状況の辛さ。そんなとき人間はどうすればいいんだろう?発散されないその苛立ちはどこへいくんだろう?発狂しそうに違いないのに、イマジネーションで乗り越え本を書きあげたジャン=ドー。現実世界との間口が狭まれば狭まるほど、内に向かえば向かうほど、人間の能力って開いていくものなのか…。いったいどちらがより本当の世界と言えるんだろう? 悲惨さよりも、彼のイマジネーションの豊かさ、その世界を美しく描くことに比重を置いた作品でした。ジャン=ドー自身、そういう人だったのかもしれません。
by mocomoco-sherbet
| 2008-03-22 00:48
| シネマ
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