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2008年 01月 12日
放射線治療が終わって一ヶ月が経った。
このところ身体に力が入らない状態が続いている。それに何かお腹に入れるとすぐに気持ちが悪くなってしまう。もしかして風邪なのかなぁ…。出来ることといえば、せいぜい本を読んだりするくらい。それでも退屈はするのでゆっくり歩いて本屋に行き、おもしろそうなもの仕入れてきた。ひとつは、遅ればせながら、島田洋七著「佐賀のがばいばあちゃん」の文庫本、クロスワードパズルと漢字ドリル。 「がばいばあちゃん」は読み始めたらおもしろくて一気に読破。久しぶりに、こんなに愉快で、温かい本を読んだ気がした。読みやすく、でも著者の気持ちがじんわりとこちらに伝わってきて、私の心は佐賀の田舎にいた。そしてなんといっても私はばあちゃんに惚れた!貧乏だけど心はぴっかぴか。今できること、与えられたもので精一杯生きている。それもめちゃめちゃ明るく!ず太く!たくましく!食事だっておかずがなけりゃ、ご飯だけ。明日は、ご飯もないよ。それでも笑って明日は明日の風が吹く…。ないものはない!でも大切なものは何なのか、ちゃーんと心の真ん中に持っている、そんなすてきにカッコイイばあちゃんなのだ。何でもかんでも世間並みにと、周りに合わせて生きている今の私たちに比べて、なんてシンプルで潔い生き方だろうか。しばらく私のバイブルになりそう。今日また続編を買って来てしまった。ばあちゃんに「もったいない!」って言われてしまうかも?
by mocomoco-sherbet
| 2008-01-12 14:45
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