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2012年 02月 09日
随分長いことブログを休んでしまいました。いちばん最後はなんと8月!
もう忘れられちゃたかな…?と思いつつ書いてます パソコンでブログを更新するのがおっくうになってそのまんまにしてました。 10月、なんだか物忘れがひどくなって、つい最近のことさえ忘れてしまうようになりました。なんだかめまいもするし、簡単な計算ができない、漢字が書けない、だるくてしょっちゅう寝てる…これはもしかしたら若年性認知症かも…?と思って精神科で検査をしたところ、脳の半分が黒く映ってました。本当だったら脳ってクルミの実みたいに見えるでしょう、それが真っ黒なんです。紹介で脳外科を受診したところ、なんと脳腫瘍とのこと。これにはショックを受けました。 そのうち脳が腫れてきているためにだんだん頭が痛くなってきました。 治療法はふたつありました。ひとつは手術で取り除くこと。ふたつ目は放射線を当てること。放射線はIMRTというピンポイントで腫瘍に当てていくものです。 以前に舌ガンの時お世話になった先生がIMRTを勧めてくださったので、そちらを選んだのですが、一回照射したところでひどい頭痛と吐き気に襲われて、悩んだ結果、手術に切り替えることにしました。 11月11日に手術を受ました。ちょうど切除した脳の部分が視力を司る部分だった為、右目の視界が狭まって、見えない部分がででました。その後回復を待って手術で取り除いた部分のフォローと、別の場所に小さくできている腫瘍をたたくため、脳の放射線治療を受けました。 その放射線治療が終わろうとしている頃、以前から気になっていた喉の詰まりを胃カメラで見てもらったところ、食道ガンの再発が発覚。 少しづつだからわからなかったのですが、喉に、ランチュウの頭みたいな腫瘍がぼこぼこできて食道を塞ぎかけていたのです。もう少しで口から食べ物が食べられなくなるところでした。 脳の手術から立て続けだったので、かなり気持ちも身体も弱ってはいたのですが、治療は早い方がいいし、一端退院してまた入院するよりは、このまま続けてやってしまおうと、抗がん剤治療に踏切ました。抗がん剤治療は3回目になるのですが、今回は副作用が長引いて非常に辛かったです。おそらく身体も弱っていたせいかもしれません でもまあどうにかこうにか治療を終え、1月12日に退院しました。 つらい抗がん剤に耐えた甲斐あって、その後の胃カメラではランチュウ頭のぼこぼこがきれいにつるんとなっていました。これには私も驚き、薬は本当につらいけれども、その効果に驚きました。しかし、組織を取って調べたところ、まだガン細胞は残っているとのことで、またあらたに抗がん剤治療が始まったところです。 こんどはパクリタキセルという薬で、週に一回、点滴で投与するというもの。今日で3日目ですが、気持ちの悪さと頭痛があります。でもこれも超えるしかないか、と思っています そんなこんなでたいへんな秋〜春でした。 今回の入院、治療では生について、死について、私なりにいろんなことを感じ、考えました、両親、姉妹、私の周りの人達とのつながりについて。私の身体と心がいかに弱いものであるか、どんなに支えられて生きてきたのか…。病や将来への不安と向き合って明日への一歩を踏み出す勇気をくれるのは、私にとってはやはり家族でした。以前だったらひとりでも生きて行けるよ、と思っていた私は、実はとんでもなく弱い存在でした。 さてさて、もうそろそろビョーキの世界から抜け出して、楽しいことをしたいなあ。最近久しぶりに料理をしました。そしたら手際の悪いこと…(笑)!もたもたするばかりの自分にいらついたりして。でもまあ、焦らず少しづつできることをしていきます。今日はおからを炊いてみました。やっぱり料理は楽しいものですね。食べてくれる家族がいればなおさら。 今はしっかり養生しつつ、楽しみも見つけていきたいです おいしいレシピがアップできるよう、がんばります。ヨロシクね!
by mocomoco-sherbet
| 2012-02-09 14:54
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